日本でやらないことをやらない
日本で行ったことがないところに行こうとする心理が海外では働きます。海外は人生で1回しか行かない場所が多く、今しかない!という動機から足を踏み入れてしまうのではないでしょうか。例は、ナイトクラブ、僻地の世界遺産・誰も訪れたことがなさそうな村への訪問、などです。
日本でも行ったことがなく仕組みや行動規範がわからない中で、海外だとさらに危険が増すのは自明です。
日本でやったことがある行動を選択するように心掛けたいです。
あと、心理的な話で、その海外旅行が最初で最後、人生で1回きり、というわけではないです。気に入ったら再訪すれば良く、その時までに経験値を積めば良いだけです。再訪は、仕組みや経験値があるので、意外に楽にできたりします。
早朝、夜は必要以上に気をつける
特にアフリカは、早朝と夜はかなり気をつけたほうが良いです。これはケープタウン(南アフリカ)で言われました。
これはなぜかというと、平日日中帯とそれ意外の時間帯で活動している人種が違っているためだと考えています。
平日日中帯は、サラリーマン、お店で働く人、夜間働く人・楽しむ人、学生がおらず、ご年配の方や観光客・観光業従事者が多いと思われます。それ意外の時間帯では逆になります。
誰が自分にとって危険人物か?は一概に言えないところがありますが、日本で考えたときに犯罪は夜間に多くないでしょうか。もしくは過疎地域で起きることが多いように感じています。上記属性はその手がかりを掴む上で参考になるのではないでしょうか。夜は昼の働き手が酔っ払っていたり、夜にご年配の方が歩いていないことは容易に想像できます。
これらから、早朝と夜、場所でいえば過疎地域は特に気をつけたいです。
日中だろうと犯罪は起こることに留意する
前述した内容に付け加えたいのが、犯罪は日中でも普通に起きます。ひったくり、強盗も含みます。
犯罪をしてくる人とすれちがったときが肝要でしょう。だれが自分にとって危険人物かはもちろん不明なので、常に気をつけた方が良いに越したことはないです。
例ですが、コロンビアで一橋大学生が殺害されたニュースは世間を賑わせました。こちらは南米の危険地区で起きていますが、時刻は午後4時だったようです。昼ではないものの夜でもない時間に起きています。
地元メディアによれば、井崎さんは午後4時ごろ、ホテルからパン屋を探しに街中を歩いていたところ、2人組に襲われ、銃で脅され、携帯電話とスマホ、現金を奪われた。すると逃げた犯人を追いかけ、1人を捕まえたが、もう1人に銃で2発撃たれたという。
言いたいこと・思ったことは言葉や身体できちんと表現する
日本人は、トラブルや争いを避ける傾向があるため、その場で言い返したり要求を言わなかったりすることが多くなります。ただ海外では、言わない=相手の要求をのんでいる、とも取られることになる場合がほとんどです。
そのため、言いたいこと、思ったことは何かしらの方法で表現したほうが良いと思います。その際、何か起きた際のリアクションとして、相手より早く、かつ声は大きめに言うことがオススメです。これはなにも文句を言うことに特化しておらず、謝るなど含めての動作全般に関してです。
後で言おう、別の誰かに言おう、はあまり通じません。目の前に当事者がいるのなら、目の前の人と解決していこうとする努力は必要になってきます。
無駄に相手の気を立たせる行為をしない
前述した内容で付け加えたいことが、相手を怒らせてまったく良いことがないのが世界です。
自分の言いたいことがあっても、それを全部いうか、どのように伝えるか、時には和解するように持ちかけたり、謝るというのも手段になります。
今までの旅の経験値を、新天地でまるっきり適用しない
いろいろな国に訪問していると、意外と慣れてきたと勘違いしてしまいます。そうなると、新しい国でも以前と同じ歩き方をすればよいか、と思ってしまうものです。でも国が違えば何もかもが違う意識を改めて持つことは必要です。
危険が起きたときはもう遅いです。これは通称、死人に口なし、ともいえます。
参考:コロンビア一橋学生事件の宿オーナーのブログより
南米は世界でも危ない地域として有名ですが、コロンビア、世界を歩くときに気をつけるべき点を以下ブログから抜粋して終わります。
1.新しい街に到着したら、歩き回る前に必ず危険なエリアを宿の人に聞くこと(得てしてターミナル周辺は治安が悪い場所が多いです。何もわからないうちにバスターミナルから宿まで歩いて行こうと思わないように)
2.外国人向けの宿はダウンタウンに集中しているとは限らないので、予約サイトなどで上位に来ている宿がどこのエリアにあるのか確認する(値段だけ安い宿は危険なエリアにあることがあるため)
3.携帯電話を出して歩かない。地図はなるべく紙に書いてから出かける
4.民族衣装や後ろからでもバックパッカーと分かる格好をなるべく避ける(よほど暑い海岸沿いを除いて、コロンビア人は短パンにサンダルという恰好はあまりしません)
5.夜遅くなってしまった場合、タクシーアプリ(Uberも可)を使うか、お店や知り合いの人にタクシーを呼んでもらう。流しのタクシーはなるべく避ける
6.万が一強盗に遭った場合、絶対に抵抗しない(これは当たり前のことですが、旅人の間ではこれを鉄則として共有するべきと思います)
他の国を歩く際の考慮点にも共通項はありそうです。
『流しのタクシーはなるべく避ける』は、以下の事件の教訓にもなっています。『特急誘拐』という手法のようです。
中南米では、旅行者らを一時的に拉致して現金自動預け払い機(ATM)などで現金を引き出させ、すぐに逃走する犯行が多く、その手口から「特急誘拐」と呼ばれている。
日本人が海外で巻き込まれた殺人事件一覧
こちらはご参考です。わたしがよく見るサイトの1つですが、ここから教訓を得て自分の行動に活かしたいです。