◉ 街はどの花が有名?
豊島区の子ども用ページを見てみると、以下4エリアに分けられていました。
池袋 | 毎日、本当に大勢の人たちが集まります |
大塚・巣鴨・駒込 | 3つのまちはそれぞれ大きな特徴があります |
長崎・千早 | 芸術や文化を発信するまち |
雑司が谷・目白 | 緑が多いという特徴があり、季節の移り変わりをより多く感じられるまち |
そのうち、
バラの”大塚”
として紹介されています。
ちなみに、豊島区内には地域ごとに異なる花や木が存在し、それぞれのエリアを彩っています。例えば、巣鴨エリアは”菊”を、駒込エリアは”ツツジ”を象徴としています。
巣鴨と聞けば、多くの人がその美しい菊の花を思い浮かべるでしょう。季節が巡るたびに、巣鴨の街は菊の花で彩られ、人々を楽しませています。この美しい風景は、地域の花としての誇りを示しています。
一方、駒込エリアはツツジの花で有名です。春になると、駒込の街角はツツジの花で埋め尽くされ、美しいピンク色の花が街全体を彩ります。ツツジの花は、駒込地区の風景を特別なものにしています。
さらに、豊島区全体のシンボルとして、”ソメイヨシノ”の桜が挙げられます。これは1973年、区民からの意見を募集して決まった緑のシンボルです。豊島区の桜は、春の訪れを告げ、人々に温かな感動をもたらします。
豊島区の花や木は、それぞれの地域や季節の特性を反映し、地域の誇りと美しさを象徴しています。この多様な花々と木々の風景は、地域の魅力を引き立てる一環となっており、人々に癒しと楽しさを提供しています。
◉ 大塚がなんで”バラ”?
さきほど掲載したサイトには、以下と紹介していました。
熱気があふれる大塚のまちを彩っているのが「バラ」です。
大塚ではまちのボランティアの人たちが、都電荒川線の線路脇のバラを育てています。
ボランティアの方々が大切に育てているバラの種類はなんと330種類!5月と10月にきれいに咲いたバラを見ることができます
都電荒川線(東京さくらトラム)が走るお隣の荒川区も、バラを植えて”バラ香る街”と謳っていますが豊島区とは理由が異なっています。詳細は以下をご覧ください。
大塚 = “バラ”のイメージが強い理由は、「大塚バラ祭り」や「大塚バラロード」が象徴として存在するからです。毎年春と秋、大塚は美しい花々で彩られ、喧騒の中を一所懸命に過ごす人々を魅了しています。
大塚バラ祭りは、その名の通り、バラを称賛し祝福するイベントです。季節ごとの美しい花々が市民や観光客を迎え、街全体が華やかな雰囲気に包まれます。これは大塚が美と芸術に対する情熱を持っていることの証ともいえます。
また、大塚バラロードは、大塚という地域を結ぶ美しい通りです。都電荒川線の「大塚駅前」と「向原」をつなぐこのロードは、季節ごとの美しいバラで飾られ、通行人たちの目を楽しませています。この通りは、大塚の魅力的な風景と共に、歩く人々の心を癒しています。
実際、かつての大塚のイメージは、風俗や歓楽街の影響が強く、美しいバラの姿とは無縁のものでした。しかし、都市活性化事業の一環として整備され、荒れ地から美しい広場として生まれ変わったのです。この変化は、地域の未来を明るくするための意欲的な取り組みであり、その成果が今日の美しいバラの風景として表れています。
バラはその美しさと香りの良さで知られています。荒川区のバラが選ばれた理由も、その美しさ、華やかさ、香り、長い花期にあります。大塚のバラも同じく、地域に優雅な魅力を与えています。
この変化は、20数年前に行われた都電沿線の整備と関連しています。当時、バラを植えることで地域の魅力を高める取り組みが行われ、生きていたバラが見つかったことが、この美しい転換の始まりでした。
豊島区のバラを管理している団体は、「南大塚都電沿線協議会」です。この団体は、バラを通じて地域を美化し、人々に喜びと魅力を提供しています。大塚のバラは、過去から未来へのつながりと、地域の進化を象徴するものといえるでしょう。