イランについて思い出の写真からご紹介していきます。
イランへは2016年05月に行きました。訪れた街はファールス州で、シーラーズ郡(州都はシーラーズ、第5都市)とマルヴダシュト郡(ペルセポリス)の2都市です。言語はペルシャ語、通貨はリアルです。
首都でもなく第二都市でもない、比較的小さな街を訪れたかなり珍しい渡航になりました。
中東ではおなじみの城
オマーンでも見た、お城の城塞です。円柱状の部分は特に”側防塔(側壁塔、防衛塔、城壁塔)”と呼ばれる”Arg of Karim Khan”です。名前の由来は、かつてのペルシャ全土の統治者であるカリム・カーンで、居住区、刑務所として使用されることもありました。
模様がペルシャを強く連想させ、まるでセーターの網目部分と思わせるこだわりを感じます。乾いた土色がペルシャにあることを強く物語っています。
わかりづらすぎる手続き
入国にはVISAが必要ですが、基本的にはオンアライバルVISAとなっています。
入国時は11人程度の外国人旅行客しかおりませんでしたが、その対応者がおじいちゃん1人(写真手前の黒スーツ)のみだったのでかなり不安でした。
申し込みも複雑です。ブースが2つあり、1つでVISA支払い用の紙を入手して、もう一方でVISA申請を行うものでした。わたしは地球の歩き方に書いてあったのでわかりましたが、みんな困惑していました。
対応してる最中に、後続の飛行機も到着しようとしていたので、せっせか巻きで対応してなんとか終わりました。
市民が想う偉人
ここは詩人の墓です。ハーフェズ、サアディーなど多くの詩人を生み出した街です。”花と詩人の都”と呼ばれる所以と思います。
この墓は、”Tomb of Hafez”。地域住民も墓をマジマジと眺めていました。
美しいステンドグラス
ピンクモスクの異名を持つ”Nasir al-Mulk Mosque”。ステンドグラス一面に陽の光が入り込み、幻想的な世界を創り出していました。
きらびやかな内装
内装が、光る洞窟、ミラーボールで夜空を再現したような”シャー・チェラーグ廟”。
小さな世界
これは世界遺産”The Perisian Garden”です。Eram Gardenと呼ばれている場所です。シーラーズ大学のものですが、博物館として一般公開されています。
他のイラン国内の8つのペルシャ式庭園とともに世界遺産に登録されています。
ちなみにですが、園内に訪れても、なかなか感想が難しかったです。この庭園がさまざまなところへ影響を与えたという意味で価値が高いため、この庭園の美しさは比較的小規模でした。
名もなき旅人を泊めてくれた
こちらは住宅の内部。とあることから目的も場所もあまりなかったわたしを迎え入れてくれて泊めてくれました。
イランはこの想い出が圧倒的な印象を持っています。今思うと、声をかけて本当に良かったです。
まさかペルシャの一般家庭の家におじゃまできるとは思いも寄りませんでした。
世界で一番好きな遺跡
世界で一番好きな遺跡は、ペルセポリスにある”Persepolis”。広大な土地に築かれた王宮が一夜で消失し、一部だけ遺した世界でも珍しい遺跡。
うだるような暑さで日を遮るものはなく、廃墟に近い荒廃さが歴史を物語っていました。