“世界3大ウザい国”の真価は如何に。
エジプトは行かないとわからない、人の優しさ、観光名所の数々、物価がありました。うざい国というよりも、それらのほうが現地で得られた良い点でした。
入国にはオンアライバルVISAが一般的です。カイロ国際空港に到着後、25 USD払うのみで入れます。今回は、新たな方法としてオンラインVISA(e-Visa)で事前申請しました。申請負荷はかなり少なかったです。イミグレでは、承認された証明書を印刷した紙は一切見られず、何も質問してこず、一瞬で入国できました。入国においては、アフリカで一番簡単でした。おそらく日本人旅行者が多いからかなと思いました。
出国時の審査ももちろん何も起きずスルッと終わりました。朝3時便だったのですが、ラウンジが使えたのでかなり助かりました。
日本からカイロまでは行きやすいものの、それを帳消ししてしまう観光名所の遠さが際立っていました。
スエズ運河、モーセの十戒はかなり気になりましたが、乗合バスでは時間が見積もれず、行って来いだけで半日・1日かかる場所が多くて断念しました。エジプト旅行が満足にいくには、日程が3週間以上ほしいところです。
もう一つの難点は、観光地、特に世界遺産付近はカイロ以外特になにもないことです。世界遺産へ行く→見る→周りを遊ぼうとする→特にない→帰るor次の遺産へという流れになることが想定されます。
1 USD=30.85 EGP(1 EGP=4.59 円)となっていました。乗り合いバスの移動は5 EGP=25円あれば市内移動は可能、果物ジュースは100円、安いゲストハウス宿泊は1000円程度です。
逆に、現地人はかなり大変そうでした。物価高を嘆いている場面にいろいろ遭遇しました。
ただし、カイロは全体的に高いです。特には博物館や遺跡などのチケットはかなり高かったです。ギザのピラミッド周りも、宿泊費やアルコールは高い傾向にあります。
ハーン・ハリーリ(Khan Al-Khalili)のスークがカイロ最大の市場です。もはや境界線を見つけることが難しいくらい、東西南北一帯に広がった市場でした。お土産屋は一部で、布や織物、貴金属など生活に必要なものを揃えるためにあるようで、市民の生活を見ることができます。
まるで迷路のような構造が、どこか中東を思わせる雰囲気でした。歩いて飽きることはないでしょう。
世界遺産は7件、新しい登録で2005年のものがあります。地図上で表すと、とにかく1つ1つが離れていることがわかります。
この中で、以下の3箇所に行きました。どちらも首都カイロから近いところになります。
1. Abu Mena (1979)
2. Memphis and its Necropolis – the Pyramid Fields from Giza to Dahshur (1979)
3. Historic Cairo (1979)
遠いところでは『Wadi Al-Hitan (Whale Valley) (2005)』と『Saint Catherine Area (2002)』が見たかったです。
エジプトの国民食『コシャリ』はどこにでもあるメジャーすぎる食べ物です。「コシャリ」は「混ぜる」という意味で、ご飯にパスタ、マカロニ、豆に、フライドオニオンとトマトソースを自分でかけて混ぜ合わせたもの。とにかく独特の味がします。
ビールは外国人向けのレストランやカフェ、酒屋が大きな街にはあるので比較的飲みやすい国でした。缶や瓶ビールであれば外で買うと30-45EGPで買えるので非常に安いです。外で飲める場所は少ないですが、100-125EGPと一気に跳ね上がっていました。
ラクダ乗りに騙された、勧誘がしつこすぎた、タクシーでぼったくられた、エジプト旅行ではよく聞く話です。
これを身をもって体験してきました。簡潔な感想としては、そんなことはまったくなく、むしろ親切すぎてビックリしたくらいです。
ぶっちゃけ、出会う人皆さん優しすぎて涙が出そうになる場面も多かったです。これがエジプトなんだ、出国前に抱いていた想像とはかけ離れている現実に触れられたことが今回の旅の一番の醍醐味でした。
最初にアレキサンドリア、その後にギザ含むカイロに行きましたが、カイロが別の国なのかと疑いたくなるくらい暑かったです。ものの数時間で日焼けしました。
日本でいうと7月に入ったかな?くらいの暑さです。それなのに日差しは強かったのでしょう。