ウズベキスタンで感じたこと

2025年のゴールデンウィークに、ウズベキスタンへ行ってきました。

ウズベキスタンは、初めての中央アジアの国です。

ウズベキスタンには、以下のような主要観光地があります。今回は、首都タシケント と 第4都市サマルカンド を訪れました。

ウズベキスタンの主要観光地

  • タシケント (Toshkent)
  • フェルガナ盆地
  • テルメズ
  • サマルカンド (Samarqand)
  • ブハラ
  • ヒヴァ

工芸に関心がある身としては、本来ならフェルガナ盆地(首都タシケントから東へ約300km)や、シルクロード色の濃いヒヴァ(西へ約1000km)にも行ってみたかったのですが、交通の便や旅程の都合で今回は断念しました。

◉ ウズベキスタンという国との出会い

ウズベキスタンは、初の中央アジアです。地図で見ると中央アジアは日本からかなり近くて驚きます。航空券で見ても、お隣韓国から首都タシケントまでは直通です。

ウズベキスタンとの出会いは、実は以前から何度もありました。

一番印象的だったのは、会社の同僚が旅行に行っていたこと。その時から、女性に人気の国なんだな、という印象と同時に、女性が行っても楽しめる安全な国なんだなということを感じました。彼女の写真には、美しいイスラム建築の廟が写っており、想像とは違う世界が広がっていることが伺えました。

他には、恋愛番組『あいのり ASIAN JOURNEY』で、現地の結婚式に招かれるシーンを見て、「この国の人はなんて懐が深いんだろう」と感じたこともあり、今思うと気づかずに触れていた国でした。

航空券は往復で約16万円、観光にはビザ不要という気軽さも後押しとなり、このタイミングで行きました。

◉ タシケント [現代都市としての顔]

ほとんどの日本人旅行者は、首都タシケントの空港に降り立つと思います。韓国から直通便があり、10時間もかからず到着できるのが魅力です。

そんなタシケントは、想像以上に発展した都市でした。地下鉄で市内のどこにでもアクセスでき、バス網も充実しています。

そこまで広くない街に、洗練された観光施設や店舗が立ち並びます。たとえば、某テーマパークを彷彿とさせる「Magic City Park」、ピラフ専門店「Besh Qozon」、巨大マーケット「Eski Juva Bozori」、遊園地「Navruz Park」など。天然資源に恵まれた国の経済力と、観光への投資が感じられます。

ただし、歴史的な見どころは少なめなので、観光の中心というよりは、玄関口として機能している印象でした。

◉ サマルカンド

サマルカンドは、ティムール帝国の栄華を感じられる街。特に有名なのは、3つの廟が並ぶ「Maydoni Registon(レギスタン広場)」。その圧倒的な美しさとスケール感に、思わず息をのむ瞬間がありました。

歴史遺産だけでなく、街中に驚くほど緑が多く、美しい街並みが印象的です。

そして、何よりも人々の温かさが心に残りました。タクシーの運転手さんが積極的に話しかけてくれたり、英語が通じなくても道を教えてくれたり、お店の人たちも笑顔で親切に対応してくれました。観光地のもてなしというより、日常の温もりを感じられたのが嬉しかったです。

サマルカンドから南へ約90km行くと、世界遺産「Historic Centre of Shakhrisyabz」があります。ただし、ここは過去の遺構の多くが破壊されており、残存しているものは限られています。

今回訪れたのは、タシケントとサマルカンドの2都市だけでしたが、それでもウズベキスタンの魅力は十分に感じられました。

次回は、工芸の街フェルガナや、歴史情緒あふれるヒヴァなど、さらにディープなウズベキスタンを味わいに行きたいと思います。

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