海外旅行をこれまでに 40カ国 訪れてきた中で、毎回帰国するたびに何かしらの反省点を持ち帰ることに気づかされます。
その中でも特に強く感じるのが「言語力」の重要性です。
英語力の伸ばし方について、これは一部には日本の英語教育や評価方法に課題があるとも言えますが、それ以上に、自分自身が「話す」「聞く」といった実践的な能力を意識して伸ばす努力を怠ってきたこともあります。独学でも十分に伸ばせたはずの領域を、意識的に取り組んでこなかった過去の自分を反省するのみです。
◉ Speaking – 旅先で“行動するための力” –
旅先で必要になるのは「Speaking(話す力)」です。
たとえば、現地で道を尋ねたり、ツアーガイドに質問したりする場面では、自分の意図を正確に相手に伝える必要があります。
しかし、実際には言いたいことがすぐに言葉にできず、焦ってしまうことがよくありました。また、会話が少し深くなると途端に対応できなくなるなど、実践不足を痛感します。
Speakingの力は、言語スキルの中でも最も習得が難しい部類に入ります。日々の練習や、英語を使う環境に自分をさらす回数が圧倒的に不足していたのが原因だと感じています。
◉ Listening – 旅先で“理解するための力” –
一方で「Listening(聞く力)」も、旅先では欠かせません。
たとえば、ツアー中の説明が理解できなかったり、現地の人が親切に説明してくれているにもかかわらず、内容が把握できなかったりする場面が多くありました。
これは単なる語彙力の不足だけではなく、実際の会話スピードやイントネーションへの慣れが足りなかったことに起因しています。
英語は、世界中の人々と意思疎通を可能にする共通言語です。たとえ現地語を学ぼうと決意しても、短期間でマスターするのは困難です。だからこそ、どの国に行っても最低限の英語力は必要不可欠です。
ただし、一つ注意したいのは「英語だけで旅を完結させてしまうこと」によって、その国本来の文化や価値観に触れる機会を逃してしまう可能性があります。英語はあくまで“橋渡し”であり、現地語は“その土地に踏み込む鍵”であると感じるようになりました。
現地の人々とのつながりを深めるためには、やはり現地語への習得意欲が重要だと感じます。