各国のタブーを分かる範囲でまとめてみました

抽出した国に理由はないですが、ネットに転がっている情報を参考にまとめてみました．

宗教・政治批判に関するタブー

宗教批判
- 北アイルランド：キリスト教についての話題
  - 北アイルランドはカトリックとプロテスタントの宗教的対立が原因で長期にわたる紛争を経験しました（Troubles）。宗教の話題は緊張を引き起こすため、避けるべきです。
政治批判
- タイ：王室批判
  - タイでは王室への批判は法律で厳しく禁じられており、不敬罪（lese-majeste）に該当する場合があります。
- 中国：社会主義など政治的話題
  - 中国政府は政治的な議論や批判に対して厳しい取り締まりを行っており、外国人が関与すると問題が生じる可能性があります。
- スリランカ、ベトナム、ラオス：政府や政党に対する意見や批判
  - これらの国では政府への批判は法的な問題を引き起こす可能性があり、政治的安定のためにタブーとされています。
民族・人種差別
- カナダ：人種問題
  - カナダは多文化社会であり、人種に関する話題は敏感です。適切な言葉遣いや配慮が求められます。
- オーストラリア：人種の話題。特に先住民族のアボリジニに関する話題
  - アボリジニに関する話題は歴史的な虐待や差別の問題が絡むため、慎重に扱うべきです。
- フィジー、サイパン：他民族の批判
  - 多民族社会であるこれらの地域では、他民族への批判は社会的な対立を招く恐れがあるため避けるべきです。
- イギリス、アメリカ：人種差別的発言
  - これらの国では人種差別に対する社会的な意識が高く、差別的発言は深刻な社会的反発を引き起こします。
性差別
- イギリス、アメリカ：性差別的発言
  - 性差別に対する社会的な意識が高く、差別的発言は社会的に許容されません。

文化を尊重するために注意すべきこと

地域の誇りと歴史的背景
- イギリスのエジンバラ：”ENGLISH””ENGLAND”ではなく”BRITISH” “BRITAIN”を使う
  - スコットランドの人々は自身の文化と歴史に誇りを持っており、イングランドからの独立心が強いため、適切な言葉遣いが重要です。
- トルコに関する話題、賞賛は避ける【ギリシャ】
  - ギリシャとトルコの間には長年の政治的対立があり、トルコへの賞賛は感情的な反発を招くことがあります。
歴史的な感情
- 韓国：50歳以上の人の前で日本の優越感を話さない。また韓国人を朝鮮人と言わない
  - 歴史的な背景から、日本の植民地支配に対する感情が根強いため、慎重な配慮が必要です。
- 中国：地名を正式名称で言うこと。特に「支那」「満州」は避ける
  - これらの言葉は歴史的に侮蔑的な意味を持つため、使用すると強い反発を招く可能性があります。
- オーストラリア：第二次世界大戦の話を避ける
  - 戦争の記憶が依然として感情的な傷を残しているため、この話題は避けるべきです。
- ドイツ：ヒットラーの話を冗談で言うのは常識外であり決してしてはならない
  - ナチス時代の歴史的背景と、ドイツにおける反ナチス法規により、これらの表現は厳しく禁じられています。

個人のプライバシーに関するタブー

個人の批判
- 個人の人格についての批判は避けたほうがよい
  - 個人の人格に対する批判は、人間関係を損なうだけでなく、法的な問題を引き起こす可能性もあります。
プライバシーの尊重
- スウェーデン、ノルウェー、アメリカ：相手の婚姻の有無や収入額、家族の仕事など個人的な問題は聞かない
  - これらの国々では個人のプライバシーを尊重する文化が根付いており、無遠慮な質問は無礼と見なされます。

その他の文化的なタブー

声の大きさ
- ミクロネシア連邦：相手より大きい声は出さない
  - ミクロネシアでは大声で話すことは無礼とされ、社会的な調和を乱す行為と見なされます。
国の誇りと感情
- イタリア：「イタリアは観光収入で生計を立てている」などの発言はプライドを傷つける。また女性への過度な興味は避ける
  - イタリア人は自身の文化と歴史に誇りを持っており、観光に依存していると見なされることは不快に感じることがあります。また、女性に対する過度な興味は不適切とされます。