どんなに気をつけていても、海外でパスポートを失くしてしまうケースがあります。
破損、紛失、焼失、盗難などが該当します。
その流れをこの記事では確認します。
大枠の作業の内容を確認する
まずは外務省が提供しているパスポートのページを見てみます。
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/passport.html
正直、上記記事ではかなり分かりづらいです。
以下記事が一番わかり易いと思いますので、こちらで進めます。
https://www.otoa.com/support/trouble/reissue01.php
https://www.sompo-japan.co.jp/kinsurance/leisure/off/tips/pc/25_passport
証明書の取得
海外でパスポートを失くしてしまったとき、まずはどのように失くなったか?壊れてしまったか?を確認する必要があります。
紛失、焼失、盗難、などが該当しますが、どのように失くしたかによって最初にもらう証明書が異なるためです。
「紛失・盗難証明書(ポリス・レポート)」 ・・・紛失・盗難などした場合は、現地の警察署で取得
「罹災証明書」 ・・・火災など自然災害でパスポートを焼失・紛失・破損した場合は、現地の消防署で取得
上記以外のケースでは、浸水や破れてしまうなどの破損は直接大使館へ行く場合があります。
まずはこの資料を取得することを、迅速に行います。この証明書がないと、後段の作業ができないはずです。
パスポート失効手続き
証明書を取得した後は、パスポートの失効手続き、および帰国に向けた渡航書の取得を行います。人によっては、パスポート再発行になりますが、パスポート再発行には1週間~1ヶ月ほどの大きな時間を要する場合がほとんどのため、すぐ帰国しなくかつパスポートを利用する機会が少ない人や以降も現地に長く滞在する方が対象となります。
・紛失一般旅券等届出書
・「紛失・盗難証明書(ポリス・レポート)」「罹災証明書」のコピー (原本は現地外務省へ提出するため)
・6か月以内に撮影されたパスポート用証明写真(縦45×横35mm)
渡航書の取得
帰国のための渡航書を取得します。こちらは、大使館で完結することが多いです。
ただし、戸籍謄本の取得が難しいと感じるため、どうしても日本にいる方の助けが必要になってくる点が注意です。
※戸籍謄本は、日本大使館が取得できるようになると便利なのですが、そうもいかないようです。
・渡航書発給申請書
・6か月以内に発行され戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)
・6か月以内に撮影されたパスポート用証明写真(縦45×横35mm)×2枚
・手数料(国により1万円前後)
VISAの取得
この記事で一番難しいとされるものが、VISAの取得です。
VISAとは、外国人がどのような目的で、どのような期間、合法的に滞在できるかを示す入国許可証のことです。通常は入国時のみ気にすればよいのですが、出国時に入国時のサインやスタンプに再度押されることで滞在が証明されます。
出国時には、入国時と同等のものが要求されます。そのため、このVISAも該当するということです。
また、航空券(往復や出国の証明)、入国カード(国による)、そして健康やワクチン接種証明が求められる場合もあります。
・現地外務省発給の紛失証明書(α)
・フライトスケジュールのコピー
・入国時に取得したVISAのコピー
・旧・新パスポートのコピー
・手数料①VISA代(国により50USD以上)
・手数料②α代(国により50円以上)
注意点
・この作業の流れは、国によることと、事前連絡無しにやり方が変わっている可能性があるため、現地での確認が必要となります
・手元にお金がない場合は、大使館に国際送金窓口(Western Union口座)があるはずなので、そちらへの送金と受領により準備する必要があります