世界を旅する際に、どのバッグで行くかは大きな決めることになってきます.
大きく分けると、以下3つから選ぶことになると思います.
- バックパック
- リュック
- キャリーバッグ
これらからどれを持っていけばよいか.
以下の記事で書いていますが、11カ国目(タイ)までキャリーバッグを使い、その後はすべてバックパックを使っています.
それらの経験をまとめると、以下の掛け算から決まると考えています.
現地での歩き方
【現地でやりたいこと、趣味、旅の方法】
×
リスク許容度
【現地で調達できるから慣れ親しんだもので固めない】
×
お土産のモノと量
【ワインや壊れ物が多いか】
×
飛行機やバスの移動数と預け荷物有無
【荷物が身元から離れる時間の長さと場所】
観点/選択肢 | パターンA | パターンB | パターンC |
---|---|---|---|
現地での歩き方 | 市場や街を歩く どこに行くか決まっていない 自然や環境の悪いところへ行く可能性がある →身軽にどこへでも行ける | パターンAと同じ | 観光名所を巡る ポーターやタクシーをチャーターする →移動も安全 |
リスク許容度(&予算) | モノは足りない・なくなっても現地調達する →準備しすぎず、足りないものは現地調達 | パターンAと同じ | ゲストハウスでなく、ホテルを使う 持っていけるものは持って行く →準備や補充を現地でしない |
お土産のモノと量 | 大きいお土産は買わない 壊れ物も少ないか、くるんでカバーできる →行きと帰りで荷物に大きな差異が生まれない | パターンAと同じ | お土産を多く買う予定 お土産の中には壊れ物が多い →硬いものでカバーしたい |
飛行機やバスの移動数と預け荷物有無 | ローカルバスや乗合バスを使う 飛行機の便数が多い・乗り換えが多い →預け荷物にするとロストバゲージになる可能性がある | パターンAと同じ.日数が短いことから荷物の量が少ない →わざわざ小さいバックパックを買わないでも行ける | フルサービスキャリアを使う(LCCを使わない) 飛行機の搭乗回数は少ない →ロストバゲージの可能性は下がる |
結論 | バックパック | リュック | キャリーバッグ |
バックパック
バックパックは市場や街中を歩き回る際に非常に便利です。旅の途中でどこに行くか決まっていない場合や、自然の中や環境の悪い場所に行く可能性がある場合でも、身軽に動けます。市場の狭い通りや混雑した街中でも、手を自由に使えるため、写真を撮ったり、地図を見たりすることが簡単です。さらに、自然の中を歩く際も両手が空いているため、安全に歩行できます。
旅行中は何かが不足したり壊れたりしても、現地で調達できることが多いです。そのため、事前にすべてを準備するのではなく、必要最低限のものを持っていき、現地で足りないものを購入する方が効率的です。荷物を詰めすぎず、必要なものだけを持ち運ぶことで、軽量でコンパクトに旅を楽しむことができます。
また、バックパック自体も作りや生地が頑丈ですが、大枠が布で作られているため、部分的に故障しても応急処置することで使い続けることができます。例えば、ファスナーが壊れたり、縫い目がほつれたりしても、簡単な修理で機能を保つことができます。現地でのトラブルにも柔軟に対応できる点が利点です。
さらに,お土産を買う際の制限も少なくなります。大きなものを買わない、あるいは壊れやすいものをクッション材で包むことで、安全に持ち帰ることができます。そのような特性の人が選びやすいことから、行きと帰りで荷物の量に大きな差異が生じないことが多いため,荷物整理や預け荷物を考える手間が省けます。
旅行中にローカルバスや乗合バス、飛行機の便を頻繁に利用する場合、非常に便利です。預け荷物にすると、ロストバゲージのリスクが高まりますが、バックパックならば自分の手元に常に荷物を置いておけるため、このリスクを回避できます。また、乗り換えの多い旅程でも、簡単に持ち運びでき、スムーズに移動できます。
リュック
基本的にはバックパックと一緒の考え方です.
旅行中にローカルバスや乗合バス、飛行機の便を頻繁に利用する場合、リュックは非常に便利です。特に短期間の旅行では、荷物の量が少ないため、わざわざ小さいバックパックを買わなくてもリュック一つで十分です。預け荷物にするとロストバゲージのリスクが高まりますが、リュックならば自分の手元に常に荷物を置いておけるため、このリスクを回避できます。また、乗り換えの多い旅程でも、リュックならば簡単に持ち運びでき、スムーズに移動できます。
キャリーバッグ
キャリーバッグは観光名所を巡る旅行に非常に適しています。主要な観光スポットを訪れる際、キャリーバッグの車輪が舗装された道での移動を容易にします。ポーターサービスやタクシーを利用することで、重い荷物を運ぶ負担が軽減され、安全に移動できます。特に高級ホテルやリゾートでは、このような運んでもらえるサービスが充実しているため、快適に旅行を楽しむことができます。
旅行中の不測の事態に備えて、出国前に準備した多くの持ち物を一度に持ち運ぶことができます。これにより、慣れ親しんだものを多く持っていくことができます。持っていけるものはすべて持参し、現地での調達を最小限にすることで、安心して旅行を楽しむことができます。
最大の利点は,多くのお土産を購入する際の制限が少なくなります。特に壊れやすいワインや陶器などのお土産を購入する場合、硬い外装が破損から守ってくれます。大きな容量を持てるため、お土産を多く買っても安全に持ち帰ることができます。
LCCを使わずフルサービスキャリアを利用することで、預け荷物に対する安心感が増し、ロストバゲージのリスクも低減されます。さらに、飛行機の搭乗回数が少ない旅行では、キャリーバッグの預け荷物としての利用が最適です。長時間の移動でも荷物が手元にない時間が短く、安心して旅行を楽しむことができます。
ちなみにですが,キャリーケースはよく壊れてしまう点に注意です.ご紹介した通り,モノを護る,という観点では優秀ではあるものの,ローラーやチャック,鍵の部分が壊やるいのがかなりのデメリットとなります.
※ローラは長らく使っていないことから起こる加水分解,チャックは開け閉めによる摩耗,鍵は番号忘れやかみ合わせ間違いによるものが多いようです