旅は、非日常であり、思い通りにいかないものです。
焦り、不安、ときには危険が迫ってきます。
そんな旅において、“1人”だと余計にこれらの感情が増すものではないでしょうか。
1人で旅をする。想像するだけでも難しいことがわかります。
まさにその旅の瞬間においては、“独り”であるからです。
では、1人で旅をする時に“困ること”に、どのようなものがあるでしょうか。
わたしは30カ国以上を1人で歩いてきました。アフリカや中東、ヨーロッパなど幅広い国を歩いた経験を元にまとめていこうとおもいます。
この記事では、
1人ならではの困ること
※逆にいえば、複数人であれば回避できること。
を前提に書きました。
【シーン1】長蛇の列待ち
海外にある世界遺産を観ることは旅の醍醐味でもあります
この想いは、自分のみならず世界各国の旅行者も同様です
そうなると、人気の世界遺産には自然と待ち行列ができるほど大盛況でしょう
わたしの経験で一番長かった待ち時間は、バチカン美術館ですが、3時間ほど並びました。
この間、特になにも起きなければ問題ありません。
この長時間を1人で何して過ごすか?ここは何もしなくても順番が来るので、問題はありません。
問題は、“尿意を催す“、”喉が渇く“、”調子が悪くなる“ことです。
複数人であれば、誰かにそのまま列にいてもらうこともできます。ただ、1人の場合はそのようにはいきません。
トイレに行く、飲み物を買う、などができないためです。調子が悪くなって、一時的に別の場所で休憩することも難しいです。
対策
並んでいる間は、飲食を避けるべき
時間を耐えられる装備は持っていく
並んでいる間は、飲食を避けたほうが無難かもしれません。暇だと、お菓子に手が伸び、喉が渇いていなくても飲み物を飲んでしまいがちですが我慢したいところです。
これは時間が許しているため、バッグにあればあるだけ食べて飲んでしまいます。結果として催してしまうことは想像に難くないです。
ただ、飲み物は少なくとも持っていかないと、喉がカラカラで別の症状を生み出してしまうかもしれません。
それでも、催してしまった場合は、前後の同じく並んでいる人に事情を話す以外に方法はないと思います。少しの間並んでいれば、1人で来ていること、本当な理由であること、は伝わるでしょう。
【シーン2】外食する際の場所取り
日本で外食するとき、席取りをしてからチケットや料理を頼むことが多くはないでしょうか。
場所取りをする際、自分の荷物を椅子やテーブルに置きます。
これは1人で行う場合、荷物と自分が離れることを意味します。
海外では、自分から離れた荷物がそのままその場所に残っていることは少ないと思っています。
とにかく荷物が身から離れることはリスク以外の何者でもありません。
対策
無くなって良いものだけ置いていく
まず、場所を押さえておく必要があるなら、モノは最小限かつ無くなって良いものだけ置きたいです。
基本的には、買ってから席を探すことにはなりそうです。
【シーン3】ツアーやフライトを予約している
ツアーやフライトを予約している場合、指定された場所に集合時間が決められています。
これを守る、ということが1人だと難しい場合があります。
例えば、フライト。深夜便であったり早朝便であれば、起きる時間が変則的なことがあるかもしれません。わたしの場合でいうと、キューバはハバナの国際空港から朝7時便でした。
経由地が多いほど、辺鄙な国であるほど、早朝・深夜便は多くなります。
その場合は起きる時間が変則的になりますが、起こしてくれる人は周りに居ません。確実に寝過ごせない状況です。
対策
目覚まし機能を複数もっていく
起きる時間を変える
目覚まし機能を持つものを複数持っていくことです。
1個で何回も鳴る(スヌーズ機能)よりも、個体が別れていたほうが安全です。スマホと目覚まし時計などです。
スマホなどは、時々機能しなかった、ということが起き得るかもしれないからです。
また、2度寝をしない、かなり早めからでも起きている、という寝ること起きていることについて考えを変えることも重要です。
他にも、以下のサイトで人生の先輩旅人がいろいろ書いていますのでご参考です。