ペルセポリスは古代ペルシアの栄光を讃える壮大な古代都市遺跡。壮大な建築物や彫刻、壁画が息づくその姿は、かつてのペルシア帝国の栄華と文化を伝えます。ペルシア帝国の繁栄と文化の証であり、訪れる者に歴史の息吹を感じさせます。
ペルセポリスは、古代ペルシャ帝国の政治的・宗教的な中心地として栄えた、驚異的な遺跡です。紀元前500年頃、アケメネス朝の王ダレイオス1世によって建設されました。この壮大な都市は、ダレイオス1世やその後継者たちによって拡張され、クセルクセス1世の統治下で最盛期を迎えました。
ペルセポリスの中心には、巨大なテラスがあり、そこには壮麗な宮殿や神殿が建てられていました。特に有名なのは「アプァダナ宮殿」で、広大な庭園を取り囲むように建てられています。この宮殿は、王たちの豪華な儀式や政治的な会議の場として使われ、その美しさと壮大さは当時の人々を圧倒しました。
また、ペルセポリスの壁画やレリーフは、ペルシャ帝国の文化や歴史を伝える重要な資料として注目されています。彫刻された王や神々の姿、勝利のシーン、さまざまな宴会や儀式の描写は、当時のペルシャの栄光と繁栄を物語っています。
ペルセポリスを訪れると、かつての王朝の威厳と力強さに触れることができます。その壮大な建築物と美しい彫刻は、古代ペルシャの栄光を追体験する貴重な機会です。
息をのむ壮大さ
ペルセポリスは圧倒的な広大さに驚かされます。この広い敷地に起てられていた王宮が部分的に遺っていて、当時の火事の惨事を物語っています。
現状の遺跡はほとんど原型を留めておらず、その原因が火災による消失とされているところも魅力的です。その理由も断定はされておらず、火災が事故であったものか、復讐として意図的に行われたのかが明らかでないという。
イタリアのポンペイは、山が大噴火したことにより街が大量の火山灰と軽石に埋もれて消え去りました。この自然現象とも異なる理由が興味を惹く理由かもしれません。
今のところ、世界で一番好きな世界遺産です。とにかく圧巻でした。
イランはとても暑く、昼歩き回ると脱水症状と熱中症で倒れてしまうかも知れません。建物が崩壊しており広大な敷地のため、日陰担っている場所はかなり限られています。
朝市、開園直後に行ってみてください。広大な敷地、崩壊した王宮が遺した少しばかりの建物や施設、それを新鮮な空気で感じると言葉で表現できない偉大な歴史を肌で感じることができます。朝一で入園するために、近くのホテルに急遽泊まったくらいです。