2024年3月にケニアへ旅行しました.行った街は、首都ナイロビと第二の都市モンバサです.
情報が少ないケニアのため、ざっくりですが現地で感じた留意点をまとめています.
◉ 持ち物
・ビニール袋(レジ袋)は、環境問題の観点で国への持ち込みが禁止になっています.わたしはレジ袋およびジップロックをすべて捨ててからケニアへ入国しました.
セキュリティチェックで引っかかっている方は見かけませんでしたが、引っかかった際はかなり面倒になることは間違いない(すべて捨てろと言われる、賄賂を要求される事案があるようです)のでご留意ください.
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbconsideration_100.html
・電源プラグは、C型で刺さるタイプの電源はほとんどなく、BF型が必要になります.逆に、C型は要らないかもしれません.
・観光VISAは不要になっています.ただし、代わりに電子渡航認証 (eTA)(https://www.etakenya.go.ke/en/)が導入されています.わたしは申請してから6時間で申請の承認がされました.
・スマホ、クレジットカード(VISA or Master)は必須です.比較的お高いお店では、JCBなどが使えるようですがかなり限られています.
・アメリカドル(USD)は必須です.ここについては、換金の方法、というよりは現地で必須のアプリである電子決済サービスM-PESA※への入金に必要となります.
※携帯電話のSMSで手続きや本人認証をする送金サービス
◉ 治安
感じ方は人によりますがご参考です.
Nairobi
こんなにも人が集まっている街なのに、深夜になると出歩いている人と運転している人が激減します.いくつかのお店では盛り上がっているようですが.また、スラム街がかなり近くに存在することもあり、どのような人が歩いているかを判断することが難しいといえます.深夜歩き回らない、羽目を外しすぎない、という基本ルールを守れば楽しめる街だと感じました.
Mombasa
治安はかなり良いです.24時間やっているお店が多数あり、いつでも盛り上がっています.
ただし、ここでも【ナイロビ】と同様の基本ルールは守りたいところです.
◉ お金
・USDからの換金が一般的ですが、KCB Bank Kenyaは日本円からの換金できる支店もありました(現在は円安であり、換金効率は悪いですが).他にはFOREXでも可能です.
・USDを持っていく際には、50USD紙幣以上で持っていきたいです.銀行での換金は少額および小額紙幣でも可能ですが、それ以外は厳しい印象です.小額紙幣では、換金に対応してもらっても換金効率がかなり下がってしまいます.
・ケニアの物価は本当はかなり安いです.ただ、ナイロビは極端に高くなっています.特に外国人向け外食店・お土産はお気をつけください.例えば、Meta CEOのザッカーバーグ氏が行ったというお店は魚とシーマのランチセットで3000 Kshでした.
・賄賂を請求されたら、M-PESAしかないと言い切りましょう.USDを持っているとわかられてしまうとかなり面倒になります.
◉ 地理
・ナイロビ – ボイ – モンバサ間をMadaraka Expressが走っています.この注意点は紛らわしい駅名で、場所を間違えると乗り遅れる可能性が出てくるためご注意ください.
ナイロビは”Nairobi Terminus”という空港横にあります.市内近くにある”Nairobi Railway Station”はローカル線用の駅です.
モンバサは”Mombasa SGR Terminus”という空港近くにあります.Old City近くにある”Mombasa Train Station”はローカル線用の駅です.
・基本的には、モーターバイクでなく車で行き来したほうが良いです.モーターバイクで空港敷地内に入れないためです.Uberが安く便利です.
◉ 便利なアプリ
・M-PESA
これは現地生活で必須です.特に、Madaraka Expressは予約時点で必須となります.
・クレジットカード用アプリ
クレジットカードは盗難対策が必須です.わたしは、利用制限を常にかけていて、利用時のみ一時解除するようにしていました.
・Uber
ケニアに来た直後だと特に、取り合いバス(マタツ)やモーターバイクに乗ることが難しいと思われます.また、予約地を相手に知らせる、決済をアプリ上で完結させるという利点が多いため、配車アプリで便利かつ見やすいインタフェースを持つUberを使うとかなり便利です.
ただ、慣れてくると、モーターバイクはかなり使います.また、マタツは安く長距離を移動できるのですが、時間がきっかりしていない点が難点です.
・Kindle
地球の歩き方は、ケニアに関する情報が少なく、情報が古すぎます.そのため、Lonely PlanetやBradtなどを参照したほうがより多い情報を得ることができます.あらかじめダウンロードしておきたいです.
・Google Map
最新情報は、Google Mapで調べるとわかりやすいです.観光エリア付近の地図をダウンロードしておけばいつでも参照できて便利です.
・Booking.com
宿泊施設を予約するため、というよりは現地でのアクティビティを知るためです.宿選びについては、観光地より遠い、安全と言われていないエリアの場所だった、という微妙なエリアの宿を選んでしまう可能性があるため気をつけてください.
・Google Translate
基本は英語ですが、スワヒリ語が必要になる場合はあったほうがよさそうです.かなり稀ではあります.